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☆生誕100年 藤本能道展 *白磁に描かれた生命の美しさを堪能

虎ノ門にある、菊池寛実記念 智美術館で開催されている
藤本能道展の、ブロガーイベントにご招待を受けて行ってきました

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生誕100年 生命を描いた陶芸家 藤本能道展
会期 2019年8月3日~12月1日
会場 菊池寛実記念 智美術館
東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル

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(特別な許可を得て、撮影しています)

戦後日本の陶芸界を牽引した作家のひとり、藤本能道(ふじもと・よしみち)
智美術館は、特にこの藤本氏の作品を多数収集しておられ、今回の展覧会で4回目となるそうです

実はこちらの美術館の、この独特の展示空間は、藤本氏の作品に合わせて
藤本氏の作品が最も映える様にする為に、米国の展示デザイナー、リチャード・モリナロリ氏
に会場デザインを委嘱したのだそうです
それだけ、菊池智氏は、藤本氏の作品を気に入っておられたという事

彼が生まれ育った青梅の山や川をイメージしたデザインになっていますね

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大蔵省書記官の父を持ち、裕福な家柄に育ち、絵が好きだった藤本氏は
芸術の道を志し東京美術学校(現在の東京芸大)に入学
当時の東京美術学校には、陶芸科はなく、図案科に入り、後に富本憲吉氏らに師事し、作陶の道へ
やがて、「色絵磁器」の技を極め、白磁の上に鮮やかな鳥や草花などの
生命のあるものを描くようになり・・・

1983年頃に絵具と釉薬を融合した独自の技法「釉描加彩(ゆうびょうかさい)」を創出し
1986年に、重要無形文化財(人間国宝)「色絵磁器」の保持者に認定されました

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鳥や草花、昆虫などの題材は、青梅市で育った環境がそうさせているのでしょうね

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蝶のスケッチがありましたが、その精密さにビックリ

そして時代が進むにつれて、その釉描加彩と言う技法が色濃く表れている作品が増えてきます

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色を重ねる事でグラデーションが出来、まるで油絵の様な雰囲気がでますね

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これは陶板画

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彼が亡くなる直前まで取り組んでいた、この赤いシリーズ「霜白釉釉描色絵・・・」と名付けられた作品が
力強くて、私は好きですね
「飛んで火に入る夏の虫」のイメージ

藤本氏は、下地とも言える釉薬を自ら作り出し、「草白釉」「雪白釉」「梅白釉」「霜白釉」などと名付けたそうです

彼の作品で、代表的な作品の1つに、幻の食器と言うものがあります

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これは、昭和天皇皇后行幸啓の際の晩餐用に
菊池智氏が藤本氏に制作を依頼した、総数230ピースからなるディナーセット

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1976年 昭和天皇・皇后両陛下が、茨城県植樹祭の際に菊地家に宿泊
その話も凄いのですが、この為だけにわざわざディナーセットを作らせたというのも凄い
しかもその日、たった一夜のみに使われただけ

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昭和天皇は、ミルクが好きだったそうで、ミルク用のカップも用意されたとの事

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多角形というのも、当時は珍しかったのでしょうか
フレンチ用の食器だそうです

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同じ題材で、同じ用途の皿でも、全て少しづつ違っているのが凄いですね

いや、見事でした
繊細でちょっと女性的なイメージはありますが、かなり見応えがあります
是非





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