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☆青磁の魔術師、「川瀬忍」展*菊池寛実記念・智美術館

中国宋代の古陶磁を目指しながらも、その造形・色に現代的感覚を取り入れ
繊細優美な「青磁」を表現する、 現代青磁を代表する人気作家・川瀬忍氏
その作陶50年を記念した展覧会が、現在虎ノ門にある、菊池寛実記念・智美術館で開催されています

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川瀬忍 作陶50年の間
菊池寛実記念・智美術館
港区虎ノ門4-1-35西久保ビル
03-5733-5131

開館期間:2018年11月23日(金)~2019年3月24日(日)
休館日:月曜日
開館時間:11:00~18:00

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オークラホテルの直ぐ傍にあるこの美術館
大好きで良く行くのですが、展覧会毎にブロガーイベントを開催していて
学芸員さんのよる、作品の詳しい紹介プログラムに参加させて頂いています

以下の写真は全て、許可を得て撮影しています

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チケット売り場から、地下の会場に行くまでの螺旋階段には
川瀬氏の「潭揺(たんよう)」という、ステンレス製の作品が展示されています
揺れる度に、反射する光がとても美しい作品です

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青磁の分野で秀でた作品を次々と発表しておられる川瀬忍氏

青磁は簡単にいうと、土や釉薬に含まれる微量の鉄分が、焼く事で蒼く発色するやきものの事
その最大の魅力は、気品を感じさせる形と、玉のような美しさを見せる色にありと言われています
川瀬氏の作品は、その中国陶磁を学んできた技術的基盤と、彼自身の感性が合わさった
魅了的なものばかりです

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40代になってから作った作品
青磁は美しさが損なわれたものを嫌う、と言われていますが
あえて川瀬氏は、ムラを見せるものに取り組んでいるとの事

入口にあるものが、いきなり青磁とは思えない作品があり、面白い導入

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左の作品も、わざと椀の口を押して柔らかな歪みを付けた
端正な青磁のイメージに対する挑戦的な作品

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螺旋階段にあった作品と似ている、エイやマンタのような形の作品
その真ん中にある3本足の作品が、ちょっとセクシーで面白い

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実はこの3本足の器
中国の西周時代に作られたもので、写真右がその鬲(れき)というもの
その作り方からヒントを得て、川瀬氏が作った香炉が左の作品
洗礼された流線型が美しいですね

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川瀬氏の作品の特徴を一番表しているなと思うのが、この写真の上にある花瓶
上手く表現できないのですが、指で摘まんだ様な、ちょんとした形が何処かしらにあるんですよね

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近年、藍瓷(らんじ)、 翠瓷(すいじ)などの新たな色彩にも取り組んでおられ
その鮮やかさにも驚かされます

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特にこの作品の色鮮やかな事
作り方を、学芸員さんに説明して頂きましたが、難しくて理解できず
取りあえず、温度と釉薬と・・・その組み合わせの絶妙なバランスなんでしょうね

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今回の作品展の中で、多く見られたのが
解体修理が進む、国宝・奈良薬師寺東塔の基壇土を用いたもの
青磁にはまったく向かない土、東塔を支え続けた奈良時代の土を、そのまま用い
焼き締めという技法で作られた作品です

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入口横にあった作品もそれ
作品の中に、ゴツゴツとしたものや、キラキラしたものが含まれていて
とてもユニークでした

青磁の美しさはもちろん、川瀬氏の独特の世界を知る事が出来る、楽しい展覧会
ぜひ足を運んでみてくださいね


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