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☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館

東京都南青山にある根津美術館

敷地は元々、河内国丹南藩藩主の高木家の下屋敷があったところで
その後、1906年(明治39年)に根津嘉一郎氏が取得して、数年がかりで造園した彼の私邸跡を
日本・東アジアの古美術コレクションを保存・展示するため1941年に美術館として設立
更に2009年(平成21年)10月に、隈研吾氏の設計によってリニューアルオープンされ
総敷地面積:は21,625㎡。その広大な敷地の中には、美しい日本庭園がある事でも知られています

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都会のど真ん中にある美術館ですが、その外観から既に、別世界にある様な佇まいがあります

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和風家屋を思わせる大屋根が印象的な本館への、竹林に覆われたエントランスは
木材を使った和をイメージした建築を得意とする、隈研吾氏らしい造りです

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美術館の所蔵品の数は、平成28年3月末の時点で、7,420件を数えるにいたっているそうで
その内、国宝7件、重要文化財87件、重要美術品94件が含まれています

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絵画はもちろん、彫刻や金工、陶磁、染織、漆工など、そのコレクションは多種多様
中でも有名なのは、尾形光琳による国宝「燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)」

毎年この時期になると、この作品の公開がされるそうで、私も今年、初めて観に行ってきました

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今回は光琳と同じく江戸琳派である、鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」を同時に観る事が出来ます
期間中、学芸員によるレクチャーも開催していて、それに参加し、より深く知る事ができました

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この二つの絵を同時に展示した理由は、同じ群青と緑青が使われている点からとの事
特に燕子花図屏風は、総金地の六曲一双屏風にその2色のみを使って描かれています

江戸時代、京都を中心に園芸ブームが始まり、その影響で草花の作品を多く描いていた光琳
左右非対称の燕子花図ですが、実は絵柄が同型反復されているのが特徴
呉服商の家に生まれ育った光琳は、そのパターン化された着物の図案デザインの影響を受けているのではないかと言われています

一方基一の作品ですが、やはり六曲一双屏風で、左が秋、右が夏を表現しています
描かれているのは、渓流、ヒノキ、ユリ、紅葉した桜葉、クマザサ
しかし、木や花のバランスが変で、例えばヒノキに対してユリが大きい
また、ユリやヒノキが写実的に描かれているのに対して、渓流の波やクマザサがデザイン的なのも特徴
何とも奇妙な作品です

展示作品は、もちろんこの二大傑作だけではありません
歌川広重や渡辺省亭など、19世紀前半から20世紀初頭までに制作された作品をたっぷりと観る事が出来ます

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鑑賞後は庭にも足を運びましょう

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自然の傾斜を生かし、池を中心に造られた日本庭園で
茶室4棟、薬師堂などの建物のほか、石仏、石塔、石灯籠などが点在
その広さと、バラエティーの豊かさに驚かされます

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季節毎の花々が咲き乱れ、この季節は、藤の花やツバキなどが美しく咲いていました

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そして、今回のこの作品展に合わせたかのように咲いているのが

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カキツバタ
実は、花が合わせたのではなく、このカキツバタが咲く時期を、光琳の燕子花図の公開日としているのだそうです
何とも、粋な計らいですね

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私が訪れたのが4月28日だったので、開花は更に進んでいる筈で、今頃は見頃となっている事でしょう

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もみじも多かったので、秋はさぞかし紅葉が見事でしょうね

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竹林の中にある薬師堂

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石仏や石塔を集めた、ほたらか山

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ここがあのハイソな青山のど真ん中とは、信じ難い光景です

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お茶室の他にもカフェ「根津カフェ」がありましたが、生憎満席で入るのを断念しましたが
次回には是非入りたいですね

ミュージアムショップもなかなかの充実ぶり、色々と買いたくなります


特別展「燕子花図と夏秋渓流図」は5月14日まで開催しています
そして私が参加したレクチャーは、来週火曜日に、イブニングレクチャーとして開催される様です
予約は無しですが、かなり混雑するので、希望される方は早めに行かれる事をお勧めします

イブニングレクチャー 2017年5月9日(火) 午後5時30分から

詳細はこちらで
http://www.nezu-muse.or.jp/






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