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☆百花繚乱!目黒雅叙園「いけばな×百段階段」展

3月15日から5月15日まで開催されている、目黒雅叙園
いけばな×百段階段の内覧会に参加し、一足早く、華やかな世界を堪能してきました

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いけばな×百段階段 2016
2016年3月15日(火)~5月15日(日) 月曜日休館
会場:東京都指定有形文化財「百段階段」
時間:10:00~18:00(最終入館 17:30)引用


目黒雅叙園の百段階段と言ったら
かつての目黒雅叙園3号館で、1935年(昭和10年)に建てられた
目黒雅叙園内にある、唯一の木造建築の事です
百段階段と言っても、99段の長い階段廊下が繋いでいる7部屋も含めて言います

階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、昭和初期を代表する画家たちによる、色彩豊かな日本絵画が描かれており、美の世界が繰り広げられています

一番下の部屋から順に
十畝の間漁(じっぽのま)・漁樵の間(ぎょしょうのま)・草丘の間(そうきゅうのま)・静水の間(せいすいのま)・星光の間(せいこうのま)・清方の間(きよかたのま)・頂上の間(ちょうじょうのま)

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元々、石川県出身の細川力蔵が、1928年(昭和3年)に東京・芝浦にある自邸を改築して、料亭をオープンさせたのが、目黒雅叙園の始まりで
目黒川改修工事と目黒雅叙園再開発計画により、1988年(昭和63年)に大半の建物は解体されましたが、百段階段はそのままの姿で保存されました
その豪華絢爛な姿から 「昭和の竜宮城」「千と千尋の神隠しのモデルとなった建物」などと言われています

樹齢百年の床柱や天井、壁面、ガラス窓にいたるまで、ありったけの贅を凝らし、美と高度な伝統技術が融合した素晴らしい装飾となっています

百段階段は通常は見学が出来ませんが、色々なイベント会場としても使われる事が多く、その美しい内装と共に鑑賞する事が出来ます

今回はいけばなとのコラボレーションです

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日本最大のいけばな団体「公益財団法人 日本いけばな芸術協会」全面協力のもとで開催されています
参加流派も年々増え、今回で4回目、51流派

その51流派が1週間毎に交代して作品を生け変え、2ヶ月間行われるもの

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(サイトからお借りしました)

凄いですね。生け花の流派ってこんなにあるのですね

それでは、いけばなと百段階段が織りなす、美の共演をたっぷリとご覧いただきましょう


頂上の間(ちょうじょうのま)

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一番上にある「頂上の間」から見学
99段ある階段は、緩やかで意外ときつくありません
一気に上がっても、少し息が上がる程度。かな

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天井画が優美な部屋で、松岡映丘門下の作品
戦後、保管室として利用していて、長い間公開されていなかったとの事

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この間では、作品というよりも、生け花のスタイルなど、HOW TO的な事が紹介されている部屋です


清方の間(きよかたのま)

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美人画の大家、鏑木清方が愛着をもって造った落ち着いた静かな茶室風の部屋
奥の間の床柱は径一尺五寸の北山杉の天然総絞丸太は、かなり貴重なものだそうです
扇面形杉柾板に四季草花、欄間の四季風俗美人画が繊細かつ優雅

この間の生け花を担当しているのが郁生流(3月15日現在)
郁生流は、昭和23年3月、初代家元澤井雅峰により創流されました
女性だけの華道で、ちょっとメルヘンチックで、個性的な作品が多かったです

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部屋に合わせて、着物の生地や帯などを組み合わせていますね
流風としてはモダンな感じです


星光の間(せいこうのま)

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格天井及び欄間いっぱいに板倉星光の四季草花が描かれています
奥の間の床柱は、やはり北山杉天然絞丸太が使われています

1つ1つの絵が額に入れられたような雰囲気がありますね

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この間を担当しているのが、御室流(3月15日現在)
世界遺産・仁和寺に伝わる華道の流派で
一見地味ながらも、丁寧な生け方が素晴らしかった

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静水の間(せいすいのま)

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格天井の秋田杉には池上秀畝の鳳凰・舞鶴
欄間四方には小山大月の金箔押地秋草
奥の間の天井及び欄間は橋本静水等の画伯によるものです

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この間を担当しているのは、古流松濤会(3月15日現在)
江戸時代中期の創流で、床の間飾る為の生け花として親しまれたもので
伝承花である「生花」と現代の生活にあった「現代華」の2つの様式がありそうです

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1つの花止めに1種類の植物しか生けないのが特徴
シンプルだけれど、すごくバランスが良いですね
私の好みです


草丘の間(そうきゅうのま)

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格天井の秋田杉及び欄間には礒部草丘の四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が描かれています
これまで見てきた部屋の中でも、かなり広く造られています

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礒部草丘の力強い絵に負けない、生け花を担当したのが、宏道流(こうどうりゅう)

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典型的な生花流派ですが
こう言っては失礼かもしれませんが、人間のテクニックというよりは
植物そのものに芸術性があって、それを上手く活かした生け方をされていますね

枝ぶりの素晴らしい梅、枝についた苔のようなものをそのまま活かされたボケ
まず素材を見つけてくる事に、かなりの目利きが必要と思われました

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花たちの生命力、力強さを感じる生け花の数々
見応えがありました


漁樵の間(ぎょしょうのま)

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あっと驚く、迫力の部屋
室内はすべて純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられ、彩色木彫と日本画に囲まれた絢爛豪華さは息を呑むほど

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床柱は左右ともに巨大な檜で、精巧な彫刻 (中国の漁樵問答の一場面)が施されています
格天井には菊池華秋原図の四季草花図、欄間には尾竹竹坡原図の五節句が描かれています

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このゴージャスな部屋に負けない生け花を飾るなんて
かなりの難題に思えるのですが
担当したのは清泉古流(3月15日現在)
仙台に本部があり、古典花から現代花までをテーマに活動

豪華な床の間には、敢えて、その派手な日本画になじむ様に活けられています

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斬新なものもあって、バラエティーに富んでいて面白いですね

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十畝の間(じっぽのま)

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天井には前室に8面、本間に15面、合計23面の襖仕立ての鏡面に荒木十畝による四季の花鳥画が描かれています
先ほどの漁樵の間とは対照的な、シックな内装
黒漆の螺鈿細工が随所に見られる、落ち着いた雰囲気があります

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一番生け花の華やかさが活かせそうな部屋
担当していたのが、一様式いけ花(3月15日現在)
空間を上手く取り入れ、バランス作りを大切にしている流風

比較的大きく、大胆な作品が多くありました
面白かったのがこの植物

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これが1種類の植物なのか、何種類か集まったものなのか
残念ながらお聞きする事が出来ませんでしたが
かなりユニークな生け花ですね

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こちらの生け花は、十畝の間以外にも、エレベーターホール前や
雅叙園のエントランスロビーでも見る事が出来ました(3月15日現在)

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エントランスの生け花は、こちらも週毎に変わりますが
月曜日に、作品の制作過程を見学する事が出来ます



如何でしたか

これからまだまだ、沢山の有名処の流派が登場します
草月流・池坊・小原流、生け花に疎い私でも知っている、大御所の作品も見る事が出来ます
普通、それぞれの展覧会でその流派だけの作品を見る事は可能でも
一度に6流派みられるって良いですよね

ようやく春らしくなった今日この頃
更なる春を感じに、いけばな展に行ってみませんか

http://www.megurogajoen.co.jp/event/ikebana/


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